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フェというシリーズ

 

 「その昔、リリースするや否や全国各地で良型の釣果が頻発し、のちに津波フリークから「禁じ手」とまで言われたくじらフェ」とはマニア谷口の今日の投稿に添えられていたコメント。そうだったっけ?と誰あろう俺自身でさえ思ってしまうほど、このシリーズのリリースから遠ざかってしまっている。

 

 くじらフェはまさに津波ルアーズを立ち上げたその頃に作ったプラグで、確かに当時はふるっていたと自負している。金属パーツもろくに作れない、お金のない時代(今だってそうあるわけではないが)に、リトリーブすればフルフルと動いてしまうし、ターンもすればキックバックもするなんていうこのプラグは、作った本人ならずとも少々画期的に見えたものだ。それに、マニア谷口もいうように、多くの魚を連れてきてくれたし。

 

 ところが時代を経て、内外問わずいろいろなアイデア満載のプラグがリリースされると、どんどんその存在は霞んで行くことになる。時の流れは容赦ない。それでも一部のマニアに支持されて皮一枚狭い世間の記憶に残っていたことが今回のリリースに繋がった。それはとてもありがたいこと。

 

 

 フォルムもコンセプトも文字通りスマートになったのは、作り手のデザインスキルが向上したせいだと言いたいところではあるけれど、その実ユーザー側のイメージがこちらの知らないところで膨らんでフィードバックされたと言っていいだろうと思う。それは何も発案者のシゲだけのことではなく、マニア谷口なんかももちろん含めてなんだかうちのフリークそれぞれのイメージの集積のような気がしてならない。

 

 とにかくORCA Feとして復活したフェは、これ以上ない形でリファインされたと言っていい。あとは多くの注文があることを願うのみ。実を言うと、20年経った今でも、毎回これをドキドキしながら待っているのである。もちろんそれはルアーだけに限らず、例えば今回のPlugger's Viewにしても同じこと。

 

 

 バンドマンでいつもいつもお金のなかった昔なら、何も捨てるものなんてないからそのドキドキはもう少し気楽なものだったと思うのだけれど、曲がりなりにも何を間違ったかこれですっかり生計を立ててしまっている今となっては、そのプレッシャーは少々ストレスフルでナーバスな側面もあって、これって少し深刻ではある。それでもそんな風にドキドキの質は若干変わったとしても、相変わらずこうして好きなことを仕事に出来るというのは誠に幸せなことだ。

 

 ORCA FePlugger's Viewのご予約締め切りは本日、出荷は明後日16日の予定です。

 

 いよいよ玉越さんらとのメキシコ遠征は18日からで、正味のところその準備も気分もバタバタもバタバタなのだけれど、この出荷を無事終えてスッキリと行ければと思っているところ。

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