ヤードバーズ、そしてオリジナルリグ

 日曜日の昼下がり、事務所でヤードバーズを聴きながら。若い頃の俺はこういうロックが存分に理解出来ず、マニアックな雰囲気だけを浴びて悦に入っていた。でも、それがやがてブルブルとした震えと同時にシンパシーを呼ぶ。そういう音楽もある。

 写真はもうすぐリリースのCosmo del Plasticoの裏側、つまりはベリー部である。あまりお見せしたことがないと、突然思いついて載せてみる。

 
Roger the Engineer

 TLのマークはもちろんTsunami Luresの頭文字を取ったもの、それにCosmoのロゴもプリントしてみた。

 サーフェイスリグにも注目してみて欲しい。良く見ていただくとおわかりいただけるとおり、オリジナルなのです。くるんとカールした部分に波頭をイメージした。フックを交換する際には少しやりづらいかもしれないけれど、反面フックでボディーを傷つけることが多少なりとも防げる仕組みだ。

 今週リリースとなるCosmo del Plastico、皆さんに気に入っていただけるといいですが。
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Vickitan Horn !
 

 ご機嫌なジョニーのブルースを聴きながら、本日2度目の更新。

 Vickitan Hornのフライヤーとか詳細が出来上がる。明日にはProductsを更新する予定ですが、それに先駆けてここでご紹介。

Vickitan Horn

ヴィキタン・ホーン


Size 69mm 18.5 – 20.5g 


Original Hook

Original Silicon Skirt

Original PVC Legs   


Color

Rain Frog [RF]

Leaf Ivory [LF-IV] 

Flower White&Red [FL-WR]

Standard Frog [STF]

Purple Haze Yellow & Blue [PH-YB]

Crazy Frog Pink [CF-PK]

Skull [SKL]

Skeleton [SKT]

Glitter Green Sunburst [GL-GSB]

Psyche Frog [PF]


定価¥ 2,100(本体価格¥2.000)



昨年大好評を得た、サーフェイスプラッガーのためのフィネス=Vickitan(ヴィキタン)のポッパー・ヴァージョンVickitan Horn (ヴィキタン・ホーン)


移動距離の少ない首振り、あるいはジャークによる強力なサウンド&スプラッシュが武器。ステイ時にはクリアのPVCレッグもしくはシリコン・スカートのゆらめきで誘います。


Vickitanに同じく、飛距離を約束するウェイト他、チューニング不要の設計はそのまま。ボディーの絶妙な柔らかさおよび形状、フックにウェイトやスカートなどの付属物がないこと、さらには専用設計のオリジナルフックによる、そのフッキング性能は特筆に値するでしょう。さらにはボディー内部に水が浸入し難く、使い易さも抜群です。



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花火の後の夜空について

 子どもの頃、祖父の家の軒先に置いてあった、木製の一畳もないくらいの机のような椅子のような、それの名前がわからなくて、様子伺いもかねておふくろに電話する。


 「しょうぎ」と言うのだそうだ。何だかピンと来ないが、それは俺の記憶違いか。「漢字はわからない」と言うので辞書で調べてみると「床几」とあるからこれのことだろう。


 もう四十年あまりもの昔、いとこたちと夏に花火をする際にはこれによく腰掛けた。あれはなかなか風情があった。硝煙の匂いを嗅ぎながら見上げた、いなかの夜空のことを想うと、涙が出るくらいに懐かしい。


 個人的にということではあるけれど、Amadou & Mariamの音楽はそんな折に腰掛けて見上げた夜空のような郷愁をもたらす。彼ら自身のことも彼らの母国マリのこともほとんど何も知らないし、音楽を聴いていても歌詞の意味なんてまるでわからない。それなのにそれなのに、そういう感情を聴く者にもたらす、音楽ってやっぱり素晴らしい。


 久しぶりに休んだ雨の日曜日、彼らの音楽を聴きながらそんなことを想う。



 釣りは、例えばそんな子どもの頃見上げた花火の後の夜空と同じように人生のポイントとなり、そして音楽と同じように国境を越えて言葉となり得る遊びである。そんな現場に居合わせることは津波ルアーズの願いで、だから今日も津波ルアーズは音楽を作るようにルアーを作る。


 と言うわけで、Sonic Vitaの予約締め切りは明日。おとといの撮影では雷魚の猛攻を受けただけのこのルアーだったけれども、そこはそれ、このルアーが活躍する別のシチュエーションはまず間違いなくあるはず。水面に至福のサウンドを、ぜひSonic Vitaで奏でてやって欲しいのです。


 
Dimanche a Bamako
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エキゾチシズム
 


 Sonic VitaPVが出来上がる。ターンにともなうバブルと甘めのポップ音、それからジャークによるスプラッシュの両方をご覧あれ。


 ちなみにメキシコで効くのはこのスプラッシュである。あまり知られていないけれど、うちのカエルは同じようなスプラッシュを演出することが出来て、つまりはポッパー的に使うことが出来る。これでメキシコではかなりの釣果を上げていて、これを平易にしてしかも発展させたのがSonic Vitaなのだ。



 例えば、同じくうちのSonic RibotPVhttp://youtu.be/5zcWusBgJ9w)はターンによってスプラッシュを上げるけれども、そのスプラッシュの質が違う。それにRibotの場合はジャークするとストレートには移動してくれず安定性に欠ける。


 RibotのスプラッシュはVitaより控えめで小型のベイトがライズしている時なんかには目を見張るような効力を発揮する、これはこれでとても優秀なペンシル・ポッパーだと思っている。ただ、そのジャークの部分で満足の出来るバリエーションが欲しかったということ。


 いつになく大まじめにルアーを解説してしまいました。


 ところで、Basserなんかでお馴染みのつり人社が協力する、新しい釣り関連のサイトが昨日オープンした。その名もTSUTTA。なかなか洒落たこのサイトにはどういわけか津波ルアーズも声をかけていただいて参加させていただいた。やがてうちにも取材に来ていただくことになっていて、記事が載ることになる。一度覗いてみてちょうだい。



Mambo Sinuendo


 昨日だったか、ライ・クーダーとマヌエル・ガルバン両ギタリスト名義のアルバムが届いた。マヌエル・ガルバンについては詳しくないが、彼の祖国であるキューバの往年のポピュラーミュージックを、時には現代的リズムを取り入れつつ、アメリカン・ポップスの要素も盛り込みつつ、あくまでエレキギターでアプローチするという試みのようだ。


 マーク・リボのキューバへのアプローチ(Marc Ribot Y Los Cubanos Postizos)や、キャレキシコ(例えば Algiers )や、先日紹介したジ・イーストLA・フィルハーモニックなんかとも通ずるところがあって、いっぺんに好きになった。チカーノのエキゾチシズムとは少々異質のエキゾチシズムではあるものの、同じくボーダーレスでミステリアスでしかもご機嫌だ。ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブよりも個人的には気に入ったかもしれない。


 そんな種類のエキゾチシズムをルアーのカラーリングにも表現出来たらといつも思う。ルアーを見る人がそういう匂いを嗅ぎ取っていただけるといいのだけれど。

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思いつき
 

 テンプレート作りは俺がやることになっていて、これがなかなか骨が折れる。特にデザインカッターで塩ビを切り抜く、この作業が時に果てしなく思えるのだ。俺の絵なんだから、それほど緻密なものではないんだけれど、それにしても。

 加えて今日はベースの色を決めてサンプルに塗った。サンプルは10本あまり。この中から今回は5色を選んでリリースする。いつも6色なのにどうして今回は5色なのかと言うと、+2色のスペシャルを企画しているから。全体の本数の関係でレギュラーは5色と相成りました。

 スペシャルカラーはCRAWLERチューンとJohnny Aceチューン。CRAWLERは以前うちで働いていた男で、Johnny Aceは現在うちのルアーを塗っている男。どちらも自分のブランドらしきものを持っていて、ま、曲がりなりにもプロフェッショナルなわけで、やつらなりにそれぞれがうちのルアーに色を塗るとか、とにかくチューンを施すとどうなるかということを楽しんでいただきたいと思いました。正確に言うと、急に思いつきました。

 皆さんに楽しんでいただくと同時に、俺も楽しむということ。それはちょっとしたアクセントであって、出来ることならば俺にとっても彼らにとっても、そして皆さんにも刺激的であって欲しいなあと思うのです。

 リリースは5月下旬かな。お楽しみに。


Las Orquestas del Dia

 ソン・デ・マデーラはメキシコのとある地方の伝統音楽を受け継ぐ、ハートフルかつ刺激的な音楽を奏でるバンド。大地の匂いのする、ある種精錬なその響きは聴く者の魂をも揺さぶる、と言っていいかな。俺はそんな気がします。今日みたいにちょっと冷えたりなんかする春の夜には、彼らの音楽はぐっと気持ちを暖めてくれるのだ。

 今日もバタバタと忙しい日だったけれども、ちょっといい気分になって、そして家に帰ることにします。
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Respect Yourself

 来年のインジェクション(プラスチック)プラグの1stサンプルが上がったので、黄色い小さな花の咲き乱れる好天の淀川でテストする。多少の問題がないではないが、ほとんど思った通りのアクションで拍子抜けしてしまった。まずは好調な滑り出しだ。

 これからテストと修正を何度か繰り返し、カラーリングを決めて、1年と数ヶ月後にリリースとなる予定。今からテストにかかるのはなにも気が早いというわけではなくて、そのくらいはかかってしまうということ。

 1stサンプルのその前には幾種類ものウッドサンプルがあり、テストの繰り返しがあり・・・ということになるから、プラスチック化には1年どころか何年もの歳月を費やしているわけで、考えてみれば楽ではないのです。こうして決して短くはない時間と、そして決して安くはないお金がかかるのだから、リリースにあたってのストレスたるやそりゃもう結構なものなのだ。

 このプラグについてはまだ先のことなのでとりあえずは何をプラスチック化するのかは伏せておきましょう。暇な人は予想してみてちょうだい。当たっても何にもあげないけれど。


 そうこうしているうちにそろそろ次にリリースのプラグのカラーパターンを考えなければならない時期なのである。

 次のプラグはご覧のように新作ポッパーです。カラーパターンどころか名前もまだ決まらない。でも、実はこのポッパーの場合も完成に要した時間はかなり長いのだ。

 ターンしながらのポッピングに加えて、軽くジャークした場合には過度の抵抗なくほぼ直線的に移動し、そしてほどよいスプラッシュを前方に跳ばすというのがこのプラグのコンセプト。これが簡単ではなかった。詳しくはまた近いうちに書きましょう。

 
Be Altitude: Respect Yourself

 今晩のBGMはステイプル・シンガーズ。これを買った経緯についてはこの間書いたので割愛するが、やっぱりこのあたりの(と言ってしまうと語弊はなくはないけれど)ソウルは鳴り出したとたんにぐいぐいと迫りくる、そういう押しが掛け値なしに気持ちいいのだ。

 元々ゴスペル・グループであるからということでもないだろうが、聴いていると勇気が湧いて来て頑張ろうという気分になる。やがてストレスなんて霧散して、きっとルアーも売れることだろうと思えて来るのです。
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ブルース
 

 ブルースを聴くと、かなわなかった夢が怒濤のように押し寄せて、甘酸っぱくて、青臭くて、何とも言えない儚く切ない気分になることがある。特にこの「Muddy & The Wolf」と言うと、ジャケットに記載のキラ星のごとき当時の若手が御大二人を盛り上げていて、余計に切なくなってしまう。おかしなもので。

 だから俺は今猛烈に切ない。あまりに切ないついでに、このアルバムをまた頭から聴いているところ。ああ、ブルースって素晴らしい。


 さて、春爛漫、今日あたりは釣りに出かけた人も多いでしょう。釣果の報告もぼちぼち届き始めた。写真に写る眩しいくらいの満面の笑みにはやっぱり勇気づけられるのです。下の写真は初バスがSonic Cigar SLで50upだったという誠に嬉しい今日の報告。


 さてさて、Hebiは明後日出荷。釣れるから使うというのは当たり前で、しかし、これで釣りたいから使うというのはそれはそれでまことにトップウォータープラッガーらしい考え方で、このプラグは俺がそういうことに正面から向き合って作り出したプラグです。

 だからと言って、釣れないということでは決してないのだけれど、これを買っていただける人にも俺は非常に勇気づけられてしまうのです。


MUDDY & THE WOLF
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グリグリ
 


 「Gris-Gris(グリグリ)」なんていうDr. Johnのアルバムもあったけれど、通称グリグリ、グリッターをまぶした全面ギラギラのカラーパターンをこう呼ぶのである。ルアーにおいてはこのギラギラがフラッシングという点でどうしても無視できない。


 大ぶりなグリッターならアメリカンな雰囲気もあるし、これが俺は嫌いではない。ただ、見ようによっては悪趣味の権化のようでもあり、やりようによってはそう陥ってしまう危険性もはらむわけで、これが苦手だった時期もあったのだけれど。


 写真のSC-SBというパターンはこのところ気に入ってよく使う。なかなか良く出来たパターンだと自分では思っているということです。



 カラーパターンと言うと、今シーズンのうちにリリースしようと思っているプライヤー・ホルダー(写真のマルチプライヤーとセットもしくはホルダー単体で)の配色が悩ましい。上がった3パターンのサンプルから、事情で2つチョイスせねばならないのだ。


 そこで、思いつきでfacebook上で投票してもらうことにした。おもしろいと思ったあなたはfacebookをご覧あれ。



 今シーズンは新しいキャップもリリースするつもりで、本日デザインを上げてサンプルを依頼した。フェルトでできたベースボールキャップで、ツバが少々短く、ヴィンテージっぽい作り。


 フェルトというと3シーズンのイメージなのだけれど、これが割と吸水性と通気性にも優れるのだそうで、案外夏にもいけると思っている。オールシーズンをうたっているウールのベースボールキャップもあるし、サマーウールなんていうのもあるくらいだから。


 今年の夏はフェルトのキャップで釣りに行くのだ。盛夏は除く、ということになるかもしれませんが。



The Ride


 夕べラーメンを食べに行った帰りに車で鳴っていたのがロス・ロボス、豪華ゲストが参加する結成30周年のアルバム。


 久しぶりにこれを聴いたところ、メイビス・ステイプルズの参加したトラックがとてもとてもいかしていたのである。ぐいぐいと貫禄の力強さで圧倒するそのソウルフルな歌が恐ろしくかっこよろしい。


 いつも言うけれど、これまではそれほどでもなかったものが、突然こうして心の奥にぐぐっと侵入する、つまりはわかる瞬間というのはあるものである。と言うわけで、家に帰って早速ステイプル・シンガーズのスタックス時代のアルバムなんかを物色する俺だったとさ。

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強迫観念

 XTCの「Apple Venus 1」を聴きながら。今晩のXTCは何だか雄大なのだ。す〜っと気分が落ち着いていくよう。

 病み上がりで、しかも先週も失敗しているから、今日のフットサルはどうしようか迷ったが、やっぱり行くことにした。休んでしまうと、どうもそのままずっと出来なくなってしまうような、そんな強迫観念がある。大げさだけれど、この歳になると間を空けてしまうと次がきつくなってしまうのも事実だ。

 それに実を言うと240をドライブもしたいし。


 ところで、冒頭の写真、HebiのTSB(タバコサンバースト)はあまりやらない、珍しいTSBである。くねくねとボディーが窪んでいる部分にグラデーションを合わせてみた。シマシマの蛇みたいでこれもまた悪くない。

 それにちょっと前にも書いた通り(この写真ではわかりにくいが)、バスウッド製なのでこのTSBとPS-NTには虎目の入ったのが結構な確率であります。これっていつ見ても奇麗なものです。

 Hebiのリリースは今月中旬。


 

 
Apple Venus 1

 さて、フットサルに出かけます。あまり張り切らないで、肩ならし程度に・・・と言い聞かせてみる。
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おそらく15年目のHebi

 春に風邪をひいたらバーズの「Mr. Tambourine Man」を聴くことを薦める。呆けた精神が12弦ギターの摩訶不思議なしらべと浮遊するコーラスに乗って、どこかへ飛んで行ってしまいそうな、そんなトリップを味わえること請け合いだ。

 鳥のように優雅に自由に飛べたらどんなにいいだろう、なんて、この頃考えますか?俺は久しぶりに考えた。


 さて、あんまり呆けてばかりもいられないので次にリリースのルアーをお知らせすることにする。

 先日からお知らせしているように、次は「Hebi 2013」(ヘビ 2013ヴァージョン)なのだ。もう15年も前にマンションの一室でカッターで削り出した木片がこのプラグの原型で、それからさほど形は変わっていないと思う。ただし、性能は少しだけ良くなりました。

 Productsそれから動画のUPは近日中。


 

Hebi 2013 
(ヘビ 2013)

Size 115mm 4/5 oz class 

バスウッド製 
ウレタン・フィニッシュ

Color: 
Crazy Snake White [CS-WH] 
Scale Green [SL-GR] 
Skull [SKL] 
Swamp Creature Strawberry [SC-SB]
Psyche Snake Natural [PS-NT]
Tobacco Sunburst [TSB]

Price ¥7,980 (Tax Include) 

巳年にちなんで9年ぶりのリリース。 

2013ヴァージョンはウェイト・バランスを見直し、スライド&スケートがよりイージーになりました。またベリー部に2フックとしたことにより、着水時のウィードの絡みなどが軽減されています。副産物的ではありますが、文字通り蛇行するボディー形状は軽快なポップ音を生み出してしまうということも付け加えておきます。 

タックルボックスの中で妙な存在感を持ってあなたを見つめることうけあいのこのルアー、それはきっとあなたの釣りの素敵なアクセントとなることでしょう、とは9年前のこのプラグに寄せたコメント。トップウォーター・プラッギングの真理に肉薄する表現だと思うのですが、さていかがでしょう。
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