地震後速報!

 

 昨日の地震でえらいことになっている津波ルアーズですが、こんなことでへこたれてはいられません。あの火事からも不死鳥のように復活した津波ルアーズなのだから。

 

 その時、俺は愛犬と散歩中で、地響きのようなものが聞こえたと思ったら、「ガガガガッ!ゴーン」というような感じで下から突き上げられたのでした。愛犬を抱きかかえ息を切らしながら一目散に家に帰って、無事だった子供と嫁を見た時の安堵感たらなかった、本当に。

 

 ちなみに家族共々無事なのだけれど、自宅も事務所もいろんなものが倒れたり、散乱したりで大変。未だガスは止まったまま。

 

 魚矢の展示会は今日は中止になったものの明日は開催予定で、これから搬入です。と言うわけで、先日紹介した「アマガエル」は一日遅れの明日から予約開始!

 

 

アマガエル del Blanco
[ペンシルベイト・ポッパー]

 

Size 本体全長 約70mm 1/2 oz class

 

硬質発泡ウレタン製 ウレタン・フィニッシュ

 

Color 
Standard Frog [STF]
Amagaeru [AMG]
Albino [ALB]
Leaf [LF] 

 

Price¥6,000 +Tax

 

 津波ルアーズの初期フラッグシップモデル=カエルが縮小されて1/2ozに。そのユニークな形状は、オリジナル譲りの特徴的な音とアクションを生み出します。

 身をよじりながら切れこむようなスライドターンでは、足の間に空気をはらみ、時にはポップ音を奏で、スピッティングにおけるY字型に吐き出されるスプラッシュは他には類を見ず、時にこれらが絶大な威力を発揮。

 さらに特徴的なのは、足の先にぶらさがるディアヘアをまとったふたつのシングルフック。これだけで強烈にアピールしてしまうのは言わずもがな。

 

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助さん格さん

 

 月水と立て続けに琵琶湖へ。今年はあまり行けていなくてこれが実に2回目と3回目なのであった。かつてないくらいのスローペースではある。ちなみに月はナカシマと、水はカミオカと。やつら、イレクターズのオオマエ君曰く、津波ルアーズの助さん格さんだと。面白い。

 

 とてもフックアップするとは思えないバイトがどちらの日も少しだけ。そんな中、唯一ガツンとフックに乗ったのはナカシマの55cm 5lb超の魚だった。キャッチは二日を通じてこれっきりで、去年は概ねバイト自体があまりなく、出ればデカい、という印象の琵琶湖だったのだけれど、今年も同じような様相を予感させる。

 

 ところで、モデルノ60をこれでもかとしならせるその魚とナカシマのファイトたるやこれがなかなかの見もので、回るは立つは、ボートから転落しそうになるは、杭に巻かれるは、しまいには俺にはどうすることも出来ず、自分でネットにおさめるという焦りっぷり。

 

 ルアーは先日とそれから去年のメキシコでも大活躍した、ご覧のNiva Rantのインジェクション・プロトタイプ。これをいかにも魚のいそうなスポットに狙いを定めてキャスト、着水、超ショートジャーク、これが琵琶湖でのキラーアクションなのだ。

 

 使ってみるとわかるけれど、Liberal Anglersシゲも言うと通りこいつは「音が凄い」のである。ボリュームがあってかなりユニークなサウンドとでも言うべきか。思うに、着水のその音と、ちょっと煽った時のその音だけで相当のアピールがあるのではないかと。

 

 インジェクションモデルは今年は間に合わず来年リリースの予定なのだけれど、去年リリースのウッドに続き、今年はそのショートヴァージョンをリリースするつもり。Niva Sというペンシルの前後にラント・プロップを付けたと思ってもらって構わないけれど、ネーミングはNiva S改めNivazinho Rant(ニヴァジーニョ・ラント)とでも。

 

 それにしても、告白すると、俺の国内初フィッシュはここにきても未だお預け。はてさて、いつになることやら。メキシコではあれほど釣ったというのにね。あっちに行けば誰でも釣れると誤解されないよう、日本でもしっかり釣らないと。

 

 

 そうそう、来週は例の魚矢(問屋さんです)の「売り出し」という名の展示会。「売り出し」というからには「売り物」を持っていかなくては話にならず、今回の魚矢別注はアマガエルDB(硬質発砲ウレタン製)である。イベントでしかリリースしていないアマガエルは、持っていない人も多かろうと思うので、この機会にぜひどうぞ。1/2ozと津波ルアーズにあってはかなり小ぶりなサイズのアマガエルではあるものの、そのアクションはスライディングとスピッティングが得意なカエル譲りで、見た目の愛くるしさによらず相当な釣れ線であるということを付け加えておこう。

 

 ご予約は津波ルアーズ・ディーラーおよび全国の釣具店にて。(魚矢別注の場合は、弊社ディーラー以外でも魚矢さんと取引のある釣具店なら入手が可能なんです)リリースは8月を予定。

 

 

 小ぶりと言うと、次にリリースを控えているのがSonic Vita(ソニック・ヴィータ)のダウンサイズヴァージョンSonic Vitazinho(ソニック・ヴィタジーニョ)である。これがまたうちの最小クラスで1/2ozクラス(実際は1/2ozを少し切るくらい)。と言っても、もちろんうちのタックルでキャスト&アクションが可能です。

 

 食い渋った時にサイズを落とすことが有効であることを、実は去年のメキシコで思い知ったと言うことがあって、これを密かに開発していたのである。ただし、今年のメキシコではペンシルの出番が多く、あまりポッパーの出番がなかったのだけれど・・・。それでも間違いなく国内ではもっとこれの必要な場面に出くわすはず。

 

 

 さてと、近年になく実に予約好調のTシャツは明日が予約締め切り。いくらかは在庫しますが、基本的には受注生産なので、この機会をお見逃しなく。

 

 

 今日聴いているのはマイルズ、それも後期と言っていいのか、70年代のLive-Evilと80年代のWe Want Miles。50年代、60年代のマイルズは充実していて最高なのだけれども、相変わらずエッジをゆく後期のマイルズにも改めて凄みを感じる。

 

 

 「We Want Miles」とはよく言ったもので、そういうプレッシャーたるや内外問わずおそらく相当だったはず。例えば夭逝したジミヘンは、その重圧に倒れたということもあったろうが、マイルズの場合はそこから良くも悪くも這い上がって生き残ったわけで、そこにはさらに凄まじいものがのしかかっていたと想像出来る。ここにある殺気とでも言えそうな存在感は、十分に「マイルズここにあり」を未だ主張して余りあるものだ。

 

 というような当たり前のことを今になってようやく思い知るのは、俺がいかに凡庸かということを物語ると思い知る55歳の初夏。

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科学と文学

 

 トーナメントを科学とするならば、トップウォーターは文学であると、ふと思う。理詰めで魚に相対するトーナメンターに比べ、トップウォータープラッガーはえてして妄想に陥りがちだから。

 

 例えば玉越さんの言う「やっぱり、ペンシルはゆっくりスライドさせて釣りたいんだよね」とか、羽鳥さんの言う「簡単に動き過ぎてしまうと面白くない」、それは多分に人間の側に立った意見、あるいはわがままであって、理詰めとは対極にあるものだ。それでもそこに多少なりとも共感を覚える、それがトップウォーターというもの。トップウォーターって創造的である。

 

 

 さて、メキシコでは早合わせは禁物だ。(メキシコならずともそうだと俺自身は思っているが)重みが乗ったことを確認してから合わせたとしても遅くはない。俺なんかはロッドを立てて巻き合わせ、その後ファイト中にデカいとみるや、これでもかと追い合わせをくれることが、どうやら癖になっているみたい。明石と久しぶりに同船した最終日の出来事、フロントで魚を掛けて、右方向にガツンと追い合わせを入れたら、明石の太ももを強打した。あまりに夢中で俺はそれに気づいてさえいなかったのだけれど。

 

 

 早合わせをしないのにはもう一つ理由がある。いいサイズの魚って、一発で乗らないことが多々あって、さらに追い食いすることがままある。一発目で大きく早合わせを入れてしまって、回収しなければならないなんてことになると、次のバイトをもらうチャンスを逃してしまうことになるからだ。

 

 実を言うと、二回出ることの確率は結構高い。例えば、一発目でルアーを跳ね上げられて、着地点から再度アクションしていると、ドカンとまた出てひったくる、これが少なくない。ひょっとして一度目は叩いて弱らせておいて二度目で食うと言う、推測はあながち間違いではないと思えるほど。

 

 

 こんな風に、釣りをしていると想像って膨らむもの。トーナメントシーンにしろ、トップウォーターにしろ、それは同じことか・・・。だとすると、科学と文学の割合が問題?

 

 

 Teeのご予約好調です。15日まで。

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Teeのご予約開始と諸々出荷のご案内

 

 お待たせ致しました。今期Tシャツのご予約開始です。各ディーラー、当オンラインストア(明日以降)にて6/15まで。受注生産です。

 

 

 もう20年来毎年のようにリリースしているTシャツ。もちろんファッションではあるのだけれど、Tシャツってやっぱりメッセージだと思う。そこにシンパシーを感じるのか否か、それが問題だ。そしてそれをまとうことで自らも発信する。そういうつもりでいつもデザインをおこしているつもり。

 

 

Awesome Exotic Tee
オーサムエキゾチックT

6.2oz Cotton Tee Shirt
Color : Natural, White, Mix Gray, Gold
Size : XS, S, M, L, XL, XXL, XXXL
Material : Cotton 100% 

4.4 oz Tri-Blend Tee Shirt
Color : Heather Blue
Size : XS, S, M, L, XL
Material : Cotton 38%, Polyester 38%, Rayon 24%

Price : 5,000 yen + Tax

 「Awesome Exotic」とは、1925年に移住して来てもう93年となるブラックバスを「偉大なる外来種」として讃えたもの。まさに我々の人生はこの美しき生き物を追うことに費やされている(My life is spent in chasing this beauty.)のです。

 

※キッズサイズご希望の際はお問い合わせ下さい。

 

Guitar Tee
ギターT

6.26oz Cotton Tee Shirt
Color : Natural, Mix Gray, Aqua Blue, Banana
Size : XS, S, M, L, XL, XXL, XXXL
Material : Cotton 100% 

4.4 oz Tri-Blend Tee Shirt
Color : Heather Red
Size : XS, S, M, L, XL
Material : Cotton 38%, Polyester 38%, Rayon 24%

Price : 5,000 yen + Tax

 ブランドコンセプトは「Love Fishing, Music & Peace」。この上なくピースフルなメッセージをギターの中に。

※キッズサイズご希望の際はお問い合わせ下さい。

 

 

 

 こちらも大変お待たせ。Liberal AnglersとRotton別注のORCA-Feは明日出荷。あらためてとても良い仕上がりを自負しております。各ショップには俺が塗った、少しカラーリングの違うサンプルも無理矢理出荷しておいたので、予約しそびれた人はこれを狙うのもよいかも。

 

 

 さらにこれまた大変お待たせの、魚矢別注Sweepy DB Glitter Special、それにSlapphappy Shad Mini DP - High Appealもいよいよ明日出荷。店頭にお目見えするのは今週末以降くらいでしょうか。

 

 

Sweepy del Blanco - Glitter Special
スウィーピー・デル・ブランコ・グリッター・スペシャル

Size
本体全長 107 mm
1 oz class

硬質発泡ウレタン製
ウレタンフィニッシュ

Color
#1 Tsunami Gill [TG]
#2 Sleepy Rogue Lake Biwa Blue [SR-LBB]
#3 Sleepy Rogue Candy Apple Red [SR-CAR]

Price
¥6,300 + Tax

 

 アンバランスな扁平ボディーとフィンによる、まさにほうきで掃くようなスウィープ・スライド・ターンが魅力のSweepy。軽快で急角度の切れ込みは特有の水流とフラッシングを生み、アクションにリズムをもたらします。今回のモデルは、形状からウェイトまでをリファインした、よりフラッシングが際立つグリッター・スペシャル!

※シェイプをウッドの1stモデルと同じに戻し、グリッターモデルのためにブランクの比重を以前より軽くしてあります。そのためにウェイトバランスは再検討しました。ウェイトはサーフェイスリグの内側に穴を開けて収納する、ウッドと同じシステムです。

 

 

Slapphappy Shad Mini del Plastico
High Appeal !! 

スラップハッピー・シャッド・ミニ・デル・プラスティコ
ハイアピール!! 


Size
94mm 
27.0-28.0g
with Edinho Prop & Mini Pick Flap 
プラスチック製

Color
Wave Bone [WV-BN] Calavera Mint Green [CV-MG] Heart & Leaf Reflector [HL-RL] 

Price
¥3,400 + TAX

 

 リトリーブすると、可動する金属リップがカチカチとリズムを刻みつつ、独特の引き波をともなってウォブル&ロールするのがこのプラグの真骨頂。十分にアトラクティブなこいつをさらにハイアピール化したのがこのヴァージョン。贅沢にもプロップ及びフラップのどちらともがリアに装着され、さらにはプロップも大型化しました。水押しとスプラッシュ、ノイズ、そしてフラッシングでアピールします。

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Zara

 

 帰国した日、自宅に帰っても妻と息子と愛犬は妻の実家にいるので、誰にもおかえりとは言ってもらえず少し寂しい思いをする。翌日その実家の神戸へ向かう道すがらのブルース・スプリングスティーンが、妙に感傷的におかえりと響く。道々つまむコンビニの枝豆のうまいことうまいこと。

 

 その後メキシコに同行したスミススタイルの重鎮からいただいたLINEに曰く「自分のやっていたスタイルをもう一度考え直して、幅広い物に出来そう」とあった。確かにメキシコとはそういう場所である。俺自身そうやって自分のスタイルを築いてきたという自負もあるし。さすが御大、言い得て妙とはこのことだ。

 

Kazuo Tamakoshi 撮影に臨むの図。これは二日目の撮影の1コマですが、この日と一日目は本当に苦心惨憺というご様子の御大でした。

 

 「ザラスプークですよ、やっぱり」なんて、過去にメキシコに同行した誰かが言ったとか言わないとか。俺がこれを使うことは、もう20年以上ないのだけれど、今年は久しぶりにその威力を思い知る。シゲがこれを使って釣るのを目の当たりにした日、もう何年かぶりに自分のペースが乱れるのを感じた。いわゆる「あせる」というやつ。いや、本当にこのルアーは釣れる。釣れるメキシコでだからこそそれがあからさまにわかってしまうのだ。(一つにはそれを再確認したくて、やつに使うことを薦めたということもないではない)

 

 だからって簡単に降参してしまうわけにはいかないのである。なぜって、俺はルアーデザイナーだから。これに負けないプラグを作ることが、あるいは作ろうとすることが、永遠のテーマ、そして俺の存在意義ということになる。

 

上からNiva DP(プロトタイプ)、Sweephonic CigarVivo DP、Whippy JL Mini(プロトタイプ)

 

 ペンシルベイトは相変わらずここではよく釣れる。去年はそうでもなくて少し苦労した覚えがあるけれど、今年のエルサルトは明らかにペンシルベイトが良かった。津波ルアーズでいうと、Vivo DP(これはまさにザラスプークに触発されて出来たプラグ)、そして純粋にペンシルベイトとは言えないものの、変則ペンシルポッパーのSweephonic Cigarが前半の二本柱。加えて後半多用したのはNivaのインジェクションプロトタイプだった。これでザラスプークにも負けない釣果を叩き出したと思う。

 

撮影艇と玉越さんのガイドを担当したベテランガイドのロレンソ。俺もかつて彼にガイドしてもらった経緯があって、俺がフェラルドと彼を指名したのである。とてもいいやつなんです、彼は。ちなみに明石は過去にガイドしてもらった経験があり、去年は俺をガイドしたアロンを指名。

 

 いずれもアクションは連続スライド。ほぼポーズはいらない。玉越さんをも含む他の三人に言わせると、どうやら俺のアクションは「早い」のだそう。それほどこれを意識したことはないのだけれど・・・。ここでは午後は必ずと言っていいほど風が強く吹く。そうするとポーズを取ることが難しくなるからだろうか、ここでペンシルベイトを使ううちこれが自然と身についたのである。それでも問題なく釣れるし、効率も良い。時にはその方が良いことさえもある。これが効かないと、ゆっくりアクションし、さらにはポーズを入れることを試す、と言うのが俺の手順。それはここに限ったことではなくて、いつの間にか日本でもそうするようになった。

 

こんな大木が丸見えになるのはこの減水期ならでは。秋に行くとこんな風景はまず見られません。

 

 ちなみにVivo DPはボーン素材のノッカータイプで、テールのウェイトをアルミに変えて浮き角度を浅くしたスライダーチューン。スライド、スケート、ターン、そしてダイブ、全方向3Dアクションをこなす45°浮きのモデルに対し、スライダーチューンはスライド&スケートがより得意である。連続でスライドさせるとノッカーがいちいち響いてアピールする。ノッカーというのは実にリズミカルで、釣る側のリズムもこれで作ることが出来る。

 

 対してSweephonic Cigarは一見クワイエットだけれど、その実カップが空気を孕む音、そしてテールが動く金属音とフラッシングが魚を魅了する。Vivo DPのフォローにこれを用いることが多かったと思うが、そのフォローにでかい魚がもんどり打って出ると、これは快感以外の何物でもない。

 

天才ガイドのフェラルドと

 

 Niva DP プロトはゆっくり大きくスライドさせて使うことを意識したモデルなのだけれど、後半戦は思い切って発想を転換し、短く早いスライドで使ってみる。これにもVivo DPと同じくラトルが内蔵されていて、ただしいわゆるワンノッカー・タイプのクラック音ではなく、ゴロンゴロンという少々異質な音が出るようにしてある。これを後半はVivo DPに換えて多用した。

 

 

 加えて気を吐いたのはプロトタイプのWhippy JL Mini、Whippy JLのダウンサイズヴァージョン。これを短くトゥイッチ、つまりはショートジャークする。広範囲に探るというのではなくてピンポイントで使う。具体的に言うと、今回はほとんど岩盤がその活躍の場所となった。

 

 去年はBeyond The Vamonosを見てもわかるように、Slapphappy Shad Jのショートジャークが本当によく効いた。だからこそこのWhippy JL Miniを作って臨んだのだけれど、テラピアを意識したバスにはこっちの方が効くのでは?という目論見がズバリ当たったと言えるかもしれない。最終的にガイドのフェラルドは、岩盤や、ペンシルベイトのバイトがひと段落したりすると、「サミー、テラピアルアーだ」と指定するほどになった。

 

 

 そのフェラルドについて少し。彼は若干22歳で未婚の若者。英語は不得手。今年はガイドを指名するつもりはなかったのだけれど、直前になんだか少し不安になって、過去にガイドしてもらったことのある数名を候補として上げて希望を出しておいた。そうして俺に割り当てられて来たのが彼である。

 

 去年初めて会った時には、果たしてこんな若造にガイドが務まるのか?と思ってしまったものだけれど、あにはからんやその結果は予測を見事に裏切ってお釣りがくるほどだった。ただ、俺の場合は去年は一度しか彼の船に乗っていないので、その実力の一端しか見ておらず、今年も未だ少し懐疑的な部分がなきにしもあらず。実際に5日半乗ってみて、俺が指示を出したのはたったの一度だけ、釣れている岬の隣の岬に行ってみて欲しいと言ったそれきりだった。つまりはほぼ不満なしに息を合わせることが出来たと言うこと。

 

 彼の場合、ポイントの見切りが時に異常なほどに早く、ラン&ガンタイプであることは明白。それでも釣れるところではしっかり粘るし、何度でもタイミングを変えて入る。その辺りはちょっと理解しがたい、いわゆる「勘」の部分もあるような気がして、それはちょっと天才的でさえある。トップウォーターのガイドなんておそらく去年と今年で二度目にもかかわらず、まるで手練れのような振る舞いにはほとほと感心。また行くことがあれば俺は彼を指名することになると思う。

 

 

 ところで、往きのLAのアンティークモールで手に入れたアナログ盤を紹介。これはスティーリー・ダン。俺の好きなあの「Gaucho」へと至る前の作品。ラリー・カールトンにティモシー・シュミット、チャック・レイニーにバーナード・パーディー、そしてマイケル・マクドナルドまで、綺羅星のごときプレイヤーが参加するこれが、確かわずか5〜6ドルとは、かなり年季が入っているとはいえ大変お買い得である。

 

 この時点で中心メンバー=フェイゲン28歳、ベッカー26歳とは本当に恐れ入る。フェラルド以上に早熟の天才。

 

 しかし、このジャケットデザインてどうなんだ?と思っていたら、彼ら自身もどうやら「70年代でダントツに最悪である」と取材で述べているそうで妙に納得した。

 

 今日はこの辺で。

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