Song For My Father

 

 今日の淀川はいつになく穏やか。風もそれほどなく、二三日前のように痺れるほど寒くもなく。そんなわけでテストはいつもの溜まりではなく本流で、いつになくスムースに進む。寒くないとは言うものの、この季節にSUPやってる人がいてちょいと驚いたけれど。

 

 フィッシングショーが近く、3月には名古屋のキープキャストと九州フィッシングショーが控えていることもあって、テストはもちろん、このところかかっている仕事が佳境を迎えつつある。穏やかだった淀川とは裏腹になんだか少しあせりを感じ始めないでもない今日この頃。

 

 そんな仕事の一つ、次にリリースのルアーが冒頭の画像。2年ほど前にリリースしたWhippy Jにリップを取り付けて、ウォブリングあるいはウェイキングとジャークに特化させ、いわゆるライブリーにリファインしてある。このサイズ、この体高のプラグがアクションする様はやっぱりインパクトがあるし、Whippy Jとはもちろん別物だし、新機構のプロップもなかなかの働きだし、単に「これにリップを付けてみたら?」と言うごく単純な発想から始まりはしたものの、それ以上に面白いものに仕上がったと思っている。リリースは2月末予定。お楽しみに。

 

 

 テストが大詰めを迎えているのがこのSweepy DB、フィッシングショー期間に受注が始まる魚矢別注のルアー。比重とウェイトを再度見直すと言う作業がテストの主な目的だ。それは再リリースする際にはいつもする作業と言えばそうなのだけれど、今回は諸事情でちょっと手こずった。それもまあようやく解決を見ようかと言うところ。

 

 今回は俗に我々が言うところのグリグリ、つまりは大ぶりなグリッターを全体にまぶしたものも製作しようと思っている。こうすると全体のウェイトが増すのでその辺の調整も。ウッドの場合は実はグリグリには軽いブランクを充てて調整する。ところが比重がウッドより安定しているウレタンではそうもいかないので、そこは良し悪しが逆転する矛盾が生じることになる。そういうのがルアーの面白味とも言えるのだけれど。

 

 そんなわけでDB(ウレタン)でグリグリをやることを避けてきた経緯がある。それにせっかく少し価格帯を下げているDBで、手間がかかるグリグリをやるのは果たしてどうなの?という問題もある。それでも、年の初めのフィッシングショーということで、ちょっとしたスペシャル感を出したいと思いまして。ま、思うほどそういう意図って伝わりにくいもの、ということもわかってはいますが。

 

 テストはこれだけではなくて、アイデアを年末にようやく形にしたサンプルいくつかも含めて複数を同時に進めている。そのどれもが実際にものになりそうで、忙しくはあるもののそれはそれで喜ばしく、来たるシーズンに向けて俺自身もとても楽しみ。メキシコ遠征にも当然持ち込めるし。

 

 

 今日のブログのバックにはホレス・シルバーのSong For My Father。アルバムはもちろん、俺はこのジャケットがとても好き。アルバムのカバーに父親の写真を用いるなんてちょいと粋である。だからこそ使ったというのもあるのだろうが、写真自体も出来過ぎといっていいくらいにいい。そのアングルも小粋なハットとスーツも、タイトルとロゴだけのブルーノート特有のシンプルなデザインによく似合っていて完璧だ。それになんて暖かな笑顔なんだろう。

 

 もちろんこんなにいかした紳士ではなかったけれど、これを見ていると死んだ父親を想い出す。自分自身が父親になってみると(未だに信じられない思いではあるけれど)余計に、孫の顔を見ることのなかった父親の存在をこうして想い出すことに幾らかの切なさがともなうようになった。不思議なもので。

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このところのお仕事 その2

 

 昨夜DVDで見たマンチェスター・バイ・ザ・シーが思いの外良い映画で、未だその余韻が頭の隅っこに残る。このところ映画から遠ざかってしまっている俺だから、予備知識もなく適当に借りたというのにね。得した気分ではある。見る者の人生経験をも引っ張り出させるような、信じられないような悲哀とだからこそのちょっとした幸せのある、そんな映画。

 

 さて、今日の淀川もひどい寒さだった。いつもの溜まりの日陰をよくよく見ると氷さえ張っている。人生も50年を過ぎると記憶が曖昧ではあるけれど、そんなの見たのは初めてではなかったか。試しにそっちに向かってキャストしてみたら、案の定コンっと硬質な音がしてサンプルのプラグがあえなく転がった。

 

 それでも今日は少しテストが前進した気がする。寒さの中、指先の感覚を失くしつつ、テストした甲斐があったというもの。

 

 

 ステッカーのデザインもいくらか進む。今年は2種類作ろうと思っている。冒頭のは昨日載せたデザインを少々加工してみたもの。ギター型のやつも同じく。こんな風なエイジングを施すかどうか目下のところ思案中である。さていかがでしょう?

 

 

 BGMはジミー・スミスとウェス・モンゴメリーが鳴っていたけれど、いつの間にかコルトレーンに。こんなにも寒い冬の夕刻には、こうした熱いジャズ(熱さの質は異なっているとは思うけれど)が、澄んだ空気を通して体に染み入る。それは決して気のせいではないと思います。

 

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このところのお仕事

 

 今年のステッカーのデザインを遅ればせながら。そろそろ仕上げてしまわないと。

 

 ここのところはそれに加えて直近のイベント向けのルアーおよび今年リリースするつもりのルアーのサンプル作り。今日はそれらのテストで淀川に。いやはやこれが寒いのなんの。手袋をしていても露出している部分の指先のなんと痛いこと。

 

 今月に入って何度かテストに出かけているけれど、今日は格別ですね。そう言えば、朝散歩した時に見た大阪の北側の山は雪をかぶっていたし、水たまりには氷が張ってたっけ。西日本はかなり冷え込んでいるそうで、大阪も平野部には雪は見られないものの例外ではないよう。明日は少しマシならいいけれど。

 

 ところで、これらのルアーはリリースに向けてはもちろんのこと、今年も5月に予定しているメキシコ遠征にも持ち込むつもりのもので、俺にとってそこに向けての準備はもうとっくに始まっているということになる。さながらRoad to Mexicoといったところ。毎度のことではあるけれど、メキシコ遠征はそういうモチベーションをもたらしてくれるものでもあるのです。

 

 今年の遠征には初めて赴く人が2名おりまして、今日もそのうちの一人と電話で話していると、その話しぶりから今から気分を高揚させていることがありありとわかってこれがなんとも面白い。四十を越えたええおっさんがそんな風に興奮出来るって素晴らしいのである。今だってもちろんそうなのだけれど、最初の頃って特別よね。最初に行ったときは俺もそれ以上の興奮を覚えたわけで、その頃のことをちょっと思い出してこっちも自然と気分が盛り上がってしまった。

 

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フォトグランプリ!

 

 お待たせしました。2017フォトグランプリの結果を。

 

 グランプリは文句なく59.5cmをNiva Rantでキャッチしたカミオカに。彼は今夏このチャートリュースのNiva Rantで50upをよく釣った。彼とは一緒に行くことが多く、だから目の前でそれを見ることも何度か。全く反応がない状況でポンっとそれをやってのけてしまうこともあって、このプラグがいくら「釣れる」プラグだとは言え、なんだかちょっと文字通り神がかっておりました。

 

 そのメソッドは決して派手なジャークではなくて、ジョリッという程度のショートジャークとも言えないくらいの弱目のアクション。さらには、もう一つの決め手がルアーのカラーにもあったような気がしてならないのは、実は俺だけではなくて何度か彼と同船することがあったおかもっちゃんも同じく。

 

 この魚は俺と一緒の時のではなく、そのおかもっちゃんと一緒の時のものだけれど、これも状況は決してよくない中での1本なのだそう。それも開始早々のことだったとか。いやはやお見事でした。彼にはSukiyaki 60HFを進呈します。

 

 

 準グランプリと、それから特別賞=タイミング・オブ・ザ・イヤーのW受賞はもちろんこの人、知る人ぞ知るマニア谷口。タイミング・オブ・ザ・イヤーは何も今に始まったことではなく、もう十数年以上も前からそうなのだけれど、一度もそういう賞をあげたことがないこともあって、この際そうすることにします。津波ルアーズ始まって以来20年、彼以上の貢献をした人はおそらくいないでしょう。

 

 20年もやっていれば、いつの間にか(あるいは突然?)遠のくユーザーだって当然いるわけで、こんなにも長く一途に、そして絶妙の距離感でかかわってくれる人って、思いつく限り彼とそして太田隊長、それに田盛くんくらいかなあと思っています。(我こそはと思う人がいたら失礼!)もちろん彼は今年もやってくれることでしょう。と言おうか、既に初バス一番乗りを果たしているし。

 

 そんな男に感謝の意を表して、また今後の貢献に期待を込めてModerno 60を進呈。

 

 

 敢闘賞はびっくりあわせ大坪くんと還暦伊東氏のコンビに。ここ2年くらいというもの彼らの躍進はめざましく、新規参入のユーザーが少ない中、本当によく貢献していただきました。しかも年間を通してコンスタントに。これはとても嬉しかった。

 

 

 彼らには感謝の意を表して、ルアーをお贈りしましょう。何が行くかはお楽しみ、と言うか、お二人ともこれを見たら何が欲しいかお知らせ下さい。可能な限りご期待に沿うようにしましょう。

 

 大坪くんに至っては、実は年末にハワイに移住なんていう思い切った人生の選択をしたようだけれど、伊東さん共々、今後も長〜くライフスタイルとして釣りと付き合っていただくことを期待しています。大坪くんのハワイからの投稿ははてさていつになるでしょうか。楽しみにしています。

 

 次点はDVDに出演してすっかり有名人のグランデ小川、太田隊長の影響でここ数年メキメキと頭角を現すどんくさ太郎とチャーリー、折に触れて投稿をくれるデンさん、マイペースながら古くからの付き合いの田盛くん、OUTINGにも来てくれた久枝くん、急に誘ってもいつも快く同行してくれるおかもっちゃん・・・といったところでしょうか。もちろん、投稿をいただいたすべての人に感謝します。

 

 そんなこんなで今年20周年を迎える津波ルアーズをどうか今後ともよろしく!

 

 さて、今年もフォトグランプリはもう始まってます。まだレギュレーションはUPしてないけれど、詳細は去年とほぼ同じ。今のところ暫定1位はマニア谷口です。あたりまえだけれど。

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Like a Hurricane

 

 仕事始めのBGMはLike a Hurricaneだった。どうやら今年も大変な年になりそう。望むところだ。この後、BGMはロス・ロボス、そしてトーキングヘッズへと続く。うーむ、old school、but innovative!まるでブランドコンセプトではある。

 

 

 さて、年末に削ったウッドと、同じく年末に送られてきた硬質発砲ウレタン製のサンプルに穴あけを施した。ウッドプラグはどぶ漬けをして下地の準備。3種類のウッドプラグ、それから1種類のデル・ブランコが今年最初のサンプルだ。どれも今年中にはリリースしたいと思っているし、既に5月に予定しているメキシコ遠征にも持ち込むつもり。

 

 

 年末からこっちずっと家族で過ごした休みだったけれども、今日からいよいよ始動というところ。今年はこの摂津ビルヂングへ越してきて10年、津波ルアーズは20周年を迎える。だからって何も変わりはしないけれど、ちょっとした感慨はなきにしもあらず。

 

 

 ところで、Sonic Masterを探している人に朗報。うちの事務所からもほど近いフィッシング・エイト・アネックスになんとTSBの在庫があります。年末に確認したので既に売り切れているかもしれないけれど、お探しの人は問い合わせてみる価値あり。実はここ、ちょっとした穴場なので、他にも探していたルアーが見つかるかも。

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