発狂的なブラックバスを求める方へ

 

 「発狂的なブラックバスを求める方へおススメします」とはLiberal Anglers。なかなかイカしたコピーだ。彼なりのこのプラグへの思い入れも綴ってくれている。

 

 今回のBeat King Jの別注はHead HuntersRotton、それからpesca depot、そしてこのLiberal Anglersからいただいている。Liberal Anglersは随分前から俺の周辺にいる人物の一人でそこそこ付き合いも長くなりつつあるのだけれど、うちのディーラーとしてはいわば新進気鋭でまだそれほど知名度もない。それなのに別注とはなかなかの気概ではある。単に「やりたかった」と言うことが一番の動機であるとは思うけど、それが俺にとっては最も喜ばしいことだ。

 

 冒頭の画像はそのLiberal Anglersのカラーリング。この角度からのショットにいかにも色気があってちょっと気に入った。以前の別注でくじらフェに塗ったと同じくオールドのルアーから拝借したパターンである。オールドのカラーリングと言うのはやっぱりそれなりに表情もあり、バタ臭さもあり、雰囲気抜群だ。こういうたたずまいに追いつけ追い越せとトライ&エラーの連続がうちのカラーリングの変遷そのままではあるものの、こう言うのを見ていると、それはおいそれとはいかないとは思う。本当に。

 

 

 そうこうするうち、Beat King Jのご予約締め切りは今週の土曜日で、出荷は来週月曜日ということになる。別注及びレギュラーカラー共々、どうかふるってご予約いただきたいものだ。そうでなくて見て、そして買いたいという諸氏は連休中には店頭に並ぶはず。日本全国津々浦々に津波ルアーズのディーラーが存在するわけでもないし、在庫をしてくれるお店というのもそう多くはないので、全国的に気軽に手にとって見ていただくということはなかなか難しいのだけれど・・・。

 

 

 ルアーの締切日と同じその29日(土)には大阪は西成の難波屋にてコロナとアンツモトキのライブあり。「KORONA MUZIK WITH ANTS MOTOKI OUTING LIVE」のリリースも同時に。連休中で何かとお忙しいとは思いますが、ぜひいらっしゃってちょうだい。

 

 昨日はそのライブのリハーサルがあった。アンツモトキはこの度、老朽化するエフェクターを一部買い替え、さらにはスウィッチャーなるものを導入してシステムを一新したから、リハーサルは必然的にこのシステムのリハーサルでもあった。シンプルにしようと奮闘したら、なんだか複雑になってしまった感もあって、実を言うと、これに若干戸惑っている俺ではある。

 

 ちなみにエレキギターというものには、アンプとの間にギターのサウンドに文字通りなんらかの効果をもたらすそのエフェクターというものがつきもの。これをいくつかつないで、演奏中は主に足で踏んで操作することになる。必ずしもみんながみんなそうではないのだけれど、この頃アンプに直なんていう男らしいやり方はなりを潜めていて、誰しも1個や2個はこれを使うのがノーマルというもの。この俺もその例に漏れずこれを使うわけなのだけれど、元来それほど器用ではないオールドスクールな俺なので、例えば踏み間違えなんてことも起こってしまうのである。

 

 おかしなサウンドを意図的に鳴らすと言うこともあるのだけれど、まるで場違いな音が意図せず出てしまうことがないこともなく、そんなことがライブで起こるとこれはなかなか困った事態ではある。

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Something Nice !

 

 今年のTシャツに入れるにふさわしい言葉を探す。アイデアがあってイラストはなんとかようやく出来上がりつつあるのだけれど、どうにも気のきいたフレーズに思い当たらず。そうこうするうちSomethingという言葉が引っかかって、やがてSomething Niceというフレーズに至る。これならメモに描いて集めておいたいくつかのイラストにぴったりだと思う。

 

 「なんかいいもの」と訳すのが妥当だろうか。「なんかいいもの」を探して収集することはほとんど俺の趣味だと言ってもいいから、これはなかなか的をえたフレーズだと思う。Something Elseというのも悪くはないが、これだと「実に素敵なもの」となるらしく、ちょっと収集の難易度が上がってしまう。Something Goodは「何かいいこと」となって、これまたちょっと違う。Something Niceが丁度いい。

 

 

 例えば次にリリースのBeat King JはあなたのSomething Niceになってくれるだろうか。来週頭には出荷予定。

 

 ところで冒頭の画像のパターンはCrazy Fishという結構前からあるカラーリング。それだけにかなりの変遷を経て、ここにきて何やら完成の域だと思うのだけれどいかがだろう。そりゃ、前の方が良かったなんてへんこな意見の諸氏もきっとおられることだろうとは思うけれど、俺はこれがかなり気に入っている。だからこのパターンはクワイエットファンクとのコラボレーションでも採用したのだ。

 

 

 それはそうと、このクワイエットファンクとのコラボルアーが遅れに遅れていて大変申し訳ない。加えてレスイズモアとのコラボレーションも同じく遅れている。思いの外ご予約数が多かったというのはその理由の一つなのだけれど、それにしても心待ちにしていてくれる方には本当に申し訳ないと思っています。昨日からクワイエットファンク久保田氏とはパッケージの最終的な打ち合わせをしているのだけれど、肝心の塗りが上がらないことにはしょうがない。

 

 ちなみに、予想より生産数が多くなったとは言え、パッケージに経費を多く割くというわけにはとてもいかず、実を言うとパッケージ製作は彼と俺とのほとんどDIYに近い形で進んでいる。そのパッケージの裏面には、俺が久保田氏に是非にと依頼したコラボに際してのちょっとした文章が入ることになっていて、これが少々遅れて昨日上がってきた。その文章が期待通り、いやそれ以上の出来で俺は少し幸せな気分になることが出来た。かくしてHere's the thingと俺が題したこの文章もSomething Niceとして俺のコレクションに加えられることになる。

 

 

 この頃にしては珍しく夜中にブログを更新している。子供のせいで寝るのも少し早くなったからなかなかそういう機会もなくなった昨今なのだけれど、あまり更新できていないからそうも言っていられなくて。こんな時にはTVをかけっぱなしにするより、静かにボサノバを聴くのはいい。ただしそれはボサノバならなんでもいいってわけにはもちろんいかない。それは良質でなければならず、ジョアン・ジルベルトなら文句はない。これなら俺は心を平穏に保ちつつ作業を進めることが出来るのだ。これだってSomething Niceな俺のコレクションの一つ。

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Beat King J !!

 

 気がつけば10日もブログを更新していないなんてことは、ここ数年はなかったはず。何ものんびりしていたわけではなくて、結構汲々とした日々を過ごしている。もうちょっとゆっくりやらないと、と思うが故にブログが犠牲になってしまっていたということだろうか。日々を綴るちょっとした余裕くらいは持ちたいものだ。

 

 そんな折にここを更新するには理由がある。Beat King Jリリースのお知らせ。本日よりご予約を開始しまして29日には締め切り、1日には出荷の運びとなっております。

 

 

 十数年ぶりにリリースのこのルアーは、ネオ・ビーツ・シリーズ最大にしてオリジナルサイズのジョインテッド。リファインしたのは、木材をアユースにして多少の軽量化を図っていること、全体的およびジョイント部の形状を見直したこと、ジョイントのシステムを最近よく使うプレート式にしたこと、リアにピックフラップを装着したことetc.・・・。よくよく考えれば、当時とはリグも変わっているし、フックも変わった。十数年も経てばオリジナルパーツも増えるし、作り方も塗り方も見直す部分があって当然だから、リファインとはいうものの進化と言って差し支えないと思っている。

 

 それでもなおいろいろと難問があり、やりたいと思うこともあって、いつも言うけれど、完璧はなく終わりもない。それはある種の幸せかもしれないとも思う。それにしても慌てずゆっくりやりましょう。

 

 

 さて、リリースにあたってこれ以上ないナイスなタイミングで投稿あり。他ならぬ太田隊長である。やつが手にしているのは今年初めてのブラックバスと十数年前に手に入れたであろう古いBeat King J。このタイミングで一年ぶりの、しかも初バスを、このプラグで釣ってくる隊長の心がけが嬉しいね。

 

 ところでこのBeat King J、何のモデルかと思ったら、やつ曰く「旧吉の53 Pick Up」の時に作られたものだそう。そう言えばそんなこともあった。いやはや懐かしい。

 

 

Beat King J

ビート・キング・ジョインテッド

 

Size 100mm / 1.5 oz class

 

アユース製

ウレタン・フィニッシュ

 

Color

Swim Frog Ivory [SF-IV]

Crazy Fish Mint Green [CF-MG]

Uncle Border [UB]

Indigo [IDG]

Blue Gill [BG]

Skull [SKL] Glow

 

¥12,000 (+Tax)

 

 

 キング・オブ・ノイジーの復活!十数年の時を超え、リファインされたBeat King Jが蘇る。

 

 Beat King Jは、津波ルアーズがオリジネーターである、カップが可動してビートを刻むネオ・ビーツ・システムの最高峰に位置するプラグである。世界一を誇る衝撃的ノイズが艶かしいうごめきをともなって繰り出される、それがこのシリーズの真骨頂。

 

 リトリーブすることによって可動式カップが空気をはらむ音、そのカップがアルミリベットと当たる音、前後のボディ同士の干渉音、さらにはリアのフラップの干渉音、それら全体が水を掻く音が規則的に繰り返されることで刻まれる、ちょっと引きずるようで泥臭くぐねぐねとしたまさにファンクのような複合的なビート、また、同じく金属音と木の干渉音とそしてポップ音、さらにはスプラッシュをもともなった移動距離の少ないターン、それらのアクション&サウンドをシリーズ最大のこのプラグでぜひ体感していただきたい。それはアングラーのみならず、水中のブラックバスにさえきっとインパクトをもって伝搬するはず。

 

 

 ついでと言っては何だけれど、私アンツモトキが参加したコロナミュージックのライブアルバムもリリースになる。これは2年前の冬、コロナとアンツのフレッシュな邂逅をとらえたもの。今聴くと俺は少々弾き過ぎの感は否めないけれども、それもまたまさにライブ。コロナきっての名曲(だと俺は思う)「かへる総理」もあるし、俺が歌うオリジナル曲も収録されている。決して上手とは言えないが、独特のゆるさがコロナの持ち味なのである。ぜひ買って聴いてみていただきたい。

 

 「KORONA MUZIK WITH ANTS MOTOKI OUTING LIVE」は津波ルアーズ・ディーラー及び当オンラインストア(更新は明日以降)にて予約も購入も可能です。

 

 

 汲々としているとは言うものの、釣りには出かけています。一向に初バスは拝めないけれども。ちなみに先日のお相手はT字路sしのちゃん。今回はさすがの彼もご覧のようにうなだれる始末です。

 

 

 一つ忘れてた。「KORONA MUZIK WITH ANTS MOTOKI OUTING LIVE」のリリースに合わせ、大阪は西成の難波屋にて4/29(土)にライブがあります。ゴールデンウィークはもちろんフィールドにも繰り出すとは思うのだけれど、ライブもいかがでしょう。きっと素敵な夜になると思います。

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破顔一笑

 

 破顔一笑。昨日は朝一番から風雨にさらされ、花冷えに震えつつ辛抱の釣り。それは実に夕暮れ前にようやく訪れたこの一瞬のためにある。我々を駆り立てるのはこれなのだ。

 

 もちろん道具立にも凝る。この日、やつは手に入れたばかりのSonicmasterを下ろした。なんと言われようとこれで釣ることがやつにとっての粋である。チープシックももちろん悪くないが、どうしても譲れない部分には身の丈分の贅沢をする。たいして釣れないなんてこともなくはないこの釣りだけれど、それを楽しむすべを俺たちは知っているのだ。

 

 

 いやはや昨日はこの瞬間までもうダメかと思っていた。この瞬間を待っていたとはいうものの、それは本当に突然訪れたのだ。俺にとっては他人事と言えばそれはそうなんだけれど、ブリブリの48cmのなんと興奮したことか。これにはなんだかちょっと救われた気がしたのも事実。俺の初バスはまた先になったものの、そういうことは今年に始まったことではなし、ま、ゆっくりやればいい、そんな風に思えた、まずまず充実した1日だった。

 

 それにしても結局釣れたのはSlapphappy Beaverである。その前にカミオカが使っていたプラグの挙動が少しおかしくて、このプラグに変えた途端に事が起こった。俺の場合はプロトをテストするということもあったから、この日もいろいろなプラグを試していたのだけれど、その後、俺もこのプラグで2バイト、Vickitanで1バイトと短い時間に反応が集中する。時間帯もその一因であるとは言え、Slapphappy Beaverの威力をまたも実感することになった。1バイト目のは間違いなくデカかったね。残念。

 

 

 さて、先日も触れた次のルアーの作業は進行中。カラーリングもようよう決まった。もうお分かりかと思うけれど、次にリリースはリファインされたBeat King Jである。十数年ぶりということになるらしい。うるさいことにかけては天下一品のノイジー中のノイジー、文字通りキングであるから、覚悟してそのリリースを待て!

 

 

 

 ノイズといえば先日も少し触れたアート・リンゼイ。ノイズギターのセンスにかけてはこのひとの右に出る者はいないと思う。そのアートのキャリアの最初期に当たるDNAの音源を手に入れる。

 

 予想はしていたけれど、噂に違わず衝撃的。音楽ってなんだ?を目の前に突きつけるこれには、十分身構えていたつもりの俺もやすやすとノックアウトされてしまった。これに比べれば、その辺のパンクスなんてポップスだと思っていい。レヴューには痙攣ギターだとか脱臼するビート(?!)なんて好き勝手な言葉が踊っていたりするが、それもそのはずだと聴けば理解できるはず。これをしてその後の彼があるとはおそらく予期できる人はいなかったと思うのだけれど、今となってはこれがあるからこそ今の彼があると妙に納得するのである。

 

 俺だって30年前、いや20年前にこれを聴かされて「凄い!」と思えたかと言われるとほとんど自信はないから、物好きな人にだけお勧めする。そんな俺は6月には遂にそんなこの人を目撃することになる。

 

 

 おっと、ここにも小粋な人が。還暦+1の粋人のコメントはこちら

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トップウォーターミノーイング?

 

 先日、もうすぐ1歳になる(早いものですね)息子のオムツを替えていたら、ウンコの中にその一部とは到底思えない鮮やかな緑色の細長いものが見えた。嫁ハンと一体なんだろうかと考えた挙句、導き出した答えはマスキングテープ(カットしてルアーを塗装する際のマスキングに使う)である。その前の日、事務所に連れて行った際にいつのまにかこれを食っていたということ。そう言えば、デスクの端っこに貼っておいたやつが見当たらない。いやはや驚いた。この頃やつはなんでも口にするから困ったもの。そのまんま出てきてくれて幸いだった。

 

 それが確か火曜日のことで、木曜日は珍しく早朝から琵琶湖へ。お相手はT字路sしのちゃん。アルバムをリリースしたばかりで公私ともに乗りに乗っているこの男、開始早々あっさり初琵琶湖バスを釣ってしまう。今年はすでに50upを含め何本もの魚を手にしているそうだから恐れ入る。一体どこにそんな暇があるのか。この日も夜に東京に帰ったら次の日はラジオ出演で、その次の日は岡山(だったか?)へ移動とのこと。どうも自ら進んでスケジュールをハードにしているような嫌いがあるね、この男。

 

 ただし、そんなしのちゃんをもってしても、盛り上がりは残念ながら朝イチのこれだけ。あとはお互い魚種を特定できないバイトを一つづついただいた以外は、延々キャストしてはアクション、そしてピックアップを繰り返して日は暮れたのだった。

 

 ところでトップウォーターミノーイングなんていうメソッドがある(らしい)。その言葉を聞いたことはあっても具体的にどうすることがそれなのか、恥ずかしながら俺は知らないでいた。そんなわけで、それとなくいろいろと聞き込み調査をしたところ、どうやらダーターやライブリー、はたまたそのままミノーを、グリグリっと巻いては、あるいはジャークしては潜らせて浮かせる、というのがそれであると言う結論に達した。あまり自信はないけれど・・・。わかってみるとなんのことはない、俺もよくやる手である。

 

 特にトップに出切らないと言うシチュエーションではこれが劇的に効くことがある。たとえ10cm、いや5cmルアーを潜らせるだけでも魚は突然反応をし始めるのだ。潜らせるとは何事か?!とトップにこだわるあなたは言うかもしれない。でも、例えば立ち浮きのペンシルベイトならそのボディの七分目から九分目ほどは水中に没しているわけで、その辺り細かいことを言うときりがない。少々潜ったところで大まかに言ってサーフェイスであるから、構わないと言うのが津波ルアーズの見解ではある。

 

 この日のしのちゃんはこれを多用していた。ルアーはCosmo DPのプロップなしチューン。結果的に釣ったのはこのメソッドではなく、魚はこのプラグのチョンチョンアクションに反応したのだけれど、このルアーのトップウォーターミノーイングは効くのである。とにかく特にタフな状況下で威力を発揮するので是非試してみていただきたい。

 

 

 さて、今日はこのアルバムを紹介するつもりでいたけれど、話が長くなったからこの辺で切り上げることにする。DNAは例のアート・リンゼイの初期のキャリア。これにプレミアがついてしまっていて、ずっと買うのをためらっていたのだけれど、いつのまにか全音源をまとめたものがリリースされていて思わず手に入れる。予想していたとは言うものの、それにしてもなかなか衝撃的ではあった。次の機会にでも。

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